恩村 大樹
平成27年度採用
西部県民センター 石見地域振興部 石央地域振興課
主任
長崎県諫早市出身。大学卒業後、大阪府で民間企業の営業職として3年間勤務した後、結婚を機に島根へⅠターン。
経験者採用試験で入庁し、最初は地名も方言も分からず右往左往していたが、温かい県民風土に包まれながら楽しく充実した日々を送っている。
行政職の一番のおもしろさは、多種多様な業務に携われることです。時には土木の技術職の方と一緒に仕事をしたり、法律とにらめっこしたり、地域の皆さんと田舎体験の活動をしたりと、他では味わえない経験・驚き・繋がりが魅力だと感じています。
平成27年度〜平成29年度
土木部 出雲県土整備事務所
用地買収業務を担当。技術職の皆さんとの繋がりがたくさんできました。
平成30年度〜令和2年度
健康福祉部 医療政策課
県全体の看護師養成や医療機関の許認可、新型コロナウイルス感染症対策に奔走しました。
令和3年度〜
総務部 西部県民センター 石見地域振興部
初めての石見地域勤務。地域の田舎体験活動等に携わることができ、さらに島根県が好きになりました。
学生時代の就職活動では、公務員・教職員・民間企業のどこを目指すのか悩みましたが、当時は部活動に参加していたので時間もなく、選択肢が広い民間企業に絞って探していました。就職した企業は日本各地に事業所があり、全国転勤は必須。そんな時、結婚を考えていた相手が島根県出身だったので「島根県職員ってどんなことをするんだろう」と興味を持ち、調べ始めました。結婚が決まり、もう一度自分のキャリアを選択する場面に直面した時、「一定の地域に腰を落ち着けたい」という点と、「自身のスキルや感性を活かしながら、様々な分野にチャレンジしたい」という想いから、島根県職員の経験者採用試験の受験を決めました。
現在は、中山間地域に住む高齢者等の移動手段の確保や買い物支援などに取り組む「地域づくりの支援」や、地域資源を活用した商品開発など「新たな雇用の創出支援」を行っています。また、田舎体験プログラムの推進や関係人口の受入支援など「定住・交流推進」に関わることも主な仕事の一つです。
県の他部局や市町村・関係機関など、複数の担当者と協力しながら事業を進めることが多いのですが、地域の課題やニーズに対して、様々な立場の意見を取り入れ、島根県としての提案を丁寧に説明できるよう意識しています。
田舎体験プログラムを提供する実践者の皆さんが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で体験受入も少なく、相互の研修会も近年開催できていませんでした。そこで、関係団体とチームを組み、実践者がお互いのプログラムを体験しあい、ワークショップを通じて想いや気づきを共有する対面研修会を企画しました。研修会には、想定を超える多くの参加者が集まり、「またこうした研修会の企画をしてほしい」と言われたことも、とても印象に残っています。実践者が求めるニーズをしっかりと聴き取り、チームで連携して対応できたことが、実践者の満足度につながり、さらに仕事のやりがいにもつながりました。
県職員は色々な業種の人たちと関わることができます。土木の部局で一緒に仕事をした人と、数年後、健康福祉の部局で一緒に仕事をする等、部局の枠を超えた職員同士の繋がりもたくさんできます。また、民間企業で働いていた頃は、周囲の企業は「同業他社のライバル関係」だったのですが、公務員の今は「一緒に課題に取り組むパートナー」として様々な組織や企業等と共に事業を進めています。
普段の業務では仕事とプライベートのメリハリをつけ、できる限り早く帰ることを心掛けています。子どもが生まれた時は上司から「育児休業は取るの?」と声を掛けてもらい、男性職員でも育児休業が取りやすい雰囲気の職場だと感じました。私は約1ヶ月の育児休業を取得し、家庭での時間も楽しみながら、公私ともに充実した毎日を送っています。
学生時代はバレーボール部に所属していましたし、その後もスポーツに関わる企業で勤務していました。スポーツは自分にとってずっと身近な存在なので、今後はぜひスポーツの魅力や感動を島根県の方々に届ける仕事にチャレンジしてみたいです。2030年に島根県で開催が予定されている『島根かみあり国スポ・全スポ』の運営に挑戦してみたいですし、島根県のプロチーム「島根スサノオマジック」と県民の方を繋げる事業にも携わりたいと思っています。そのためにも、日頃から新聞やニュース等で関連の情報収集をしながら、定期的に運動し、心身ともに健康であることを心がけています。