當間 志保里
平成27年度採用
出雲児童相談所 総務・女性相談スタッフ
主任
大学院で心理学を学ぶ。その後、公務員にも心理職があることを知り、地元の島根県職員を志望。入庁後は、子どもたちや女性など弱い立場になりやすい人たちの心に寄り添いながら、改善や解決に向かうよう支援を行っている。休みの日に色々な場所に出掛け、その土地の美味しいものを食べることが楽しみ。
子どもやそのご家族、相談者の方と直に接することができるので、変化や子どもたちの成長を一緒に感じることができることが、この仕事の魅力だと感じています。
平成27年度〜平成29年度
浜田児童相談所 判定保護課 児童心理司
新規採用。先輩職員に教えてもらいながら業務を行いました。
平成30年度~令和2年度
中央児童相談所 判定保護課 児童心理司
県内で一番管内人口が多く、さまざまな困りごとに対する支援を考える経験ができました。
令和3年度〜
出雲児童相談所 総務・女性相談スタッフ
慣れない業務もありますが、周りの職員に頼りながら業務を行っています。
元々は保育士を目指しており、県外の大学の教育学部へ進学しました。しかし教育実習を通して、先生という立場で大勢を相手にするよりも、個別にサポートが必要な子ども達の支援がしたいと思うようになり、大学院に進み心理学を学びました。
心理学を活かしてどんな仕事ができるだろう?と将来について考えていた頃、大学院の同級生が他県の公務員試験を受けるということを聞きました。その時に初めて公務員として心理職に就けることを知り、地元の島根県の採用試験を受験しました。
現在は出雲児童相談所に勤務しています。DVや離婚問題等に悩む女性へのサポートや、里親制度の相談や普及啓発、里親会活動の事務局業務を行っています。里親とは、親の病気や、家出、離婚など様々な事情から自分の家庭で生活できない子どもを、短期間預かったり長期に養育したりする制度です。状況はその都度異なり、デリケートな問題を抱えているケースもあるため、自身の心理職としての物事の見方・考え方が求められることも少なくありません。また、知識があるだけではダメで、相手に分かりやすく伝えるスキルも必要ですね。どうしたら相談者に寄り添いながら最善のサポートができるのか、経験を重ねながら日々勉強しています。
心理職は専門性が高い分野なので、入庁後の研修も充実しています。個人の研修に対する予算を組んでもらえるので、大規模な外部研修にも積極的に参加することができます。コロナ禍前は、毎年1回県外の研修に参加していましたよ。知識を得ることはもちろん、全国で同じような仕事をしている人たちが集まり、業務の進め方や相談の対応方法などの情報交換をする大切な機会です。技術職として専門性の向上に役立てることができるので、この研修制度はとてもありがたいです。
児童相談所はチームで支援にあたるため、職員間のコミュニケーションも活発だと感じています。ひとつのケースに対してどのような支援をしたら良いか、職場全体で考えていけることはとても心強いです。
以前、児童心理司として業務に当たっていた時は、同じ心理職の人が職場に数人配置されていたので、困ったことはすぐに先輩に聞くことができ、とても心強かったのを今でもよく覚えています。そんな先輩のように今度は私が後輩たちをサポートし、頼れる存在になる番です。自分の仕事だけでなく、周りをサポートできる職員になれるよう努力を続けていきたいですね。