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村田美香

地図に残る仕事は思い入れもひとしお
人命を守るために働くことも

村田 美香

平成25年度採用
土木部 建築住宅課 建築物安全推進室 建築防災係
主任

入庁後のステップ

STEP 01

平成25年度~平成26年度
隠岐支庁県土整備局 建築部 建築課

初任地なので、上司の方には色々とサポートしていただきました。同世代の職員が多く、離島暮らしを満喫できました。

STEP 02

平成27年度~平成29年度
土木部 建築住宅課

宅地建物取引業者の免許事務、空き家対策などを担当。

STEP 03

平成30年度~令和2年度
土木部 都市計画課

しまね景観賞の運営などを担当。「景観」という視点から県内の魅力を知ることができました。

STEP 04

令和3年度~令和4年度
東部県民センター 雲南事務所 建築課

初任地以来の地方機関勤務。県有施設の工事監理や、建築基準法等に基づいた指導業務を担当。

STEP 05

令和5年度~
土木部 建築住宅課 建築物安全推進室 建築防災係

専門知識を行政で活かす。

学生時代に学んだ建築の知識を活かした仕事に就きたいと考えていましたが、設計・デザイン系、ハウスメーカー系、ゼネコン系など複数の業界があり、どこに進もうか迷っていました。元々、公務員の家族や親族から公務員の働きやすさを聞いていたこと、就職活動中に母校OBの県職員の方からお話を聞く機会があり、建築と県行政の関わり方や幅広い業務内容に魅力を感じ受験しました。

県民の方の安全を守る「耐震化」。

建築物の耐震対策や防災に関する業務を担当しています。具体的には、耐震対策を行う市町村に対しての補助金交付、講習会や出前講座の開催、県耐震改修促進計画に基づく施策の実施などです。近年、全国各地で地震が頻発しているので、県民の方に耐震化の必要性を知ってもらうために、引き続き、普及啓発などを続けていくことが大切だと感じています。
耐震対策は、県民の方の生命を守る手段の一つでもあり、そのような業務に携われることにやりがいを感じます。

意外と難しい「分かりやすく伝える」。

入庁前の県職員のイメージは「内勤で黙々と仕事をしている」でしたが、実際は、講習会の講師や研修の主催などで外出が多く、人前で説明をする機会も多いです。「相手方に分かりやすく伝える」という基本的なことが難しいと感じていて、今後も知識や経験を積んで改善していきたいです。
人前で話すことは未だに苦手意識がありますが、「説明が分かりやすかった」、「聞き取りやすい」などの声をいただけると、自信につながるので嬉しいです。

仕事を通じて各地域の魅力を体感。

初任地が隠岐支庁で、初めての一人暮らしを離島で過ごすという貴重な経験をしました。地方機関は職場の垣根を超えた職員間の交流が活発です。隠岐伝統の祭りに隠岐支庁全体で参加したり、休日は隠岐で同期や同世代の先輩と過ごしたり、仕事以外の時間を共有できたのが良い思い出です。
また、仕事を通じて全県を巡ることで、東部・西部・隠岐それぞれの土地の文化の違いや魅力を体感しました。

有事の際に第一線で活動できる仕事。

県の建築職員は、県内外で地震が発生した際、被害を受けた建物による二次災害を防止するため、「応急危険度判定士」として被災地へ応援に行くことがあります。
建物の倒壊等の危険性を調査するために、建築の専門知識を有事の際に活かすことができ、また、被災者の不安緩和にも繋がるものと思います。

建築職員は業務内容が幅広いので、自分の好きな分野・得意な分野が見つかるかもしれません。島根県の建築職員に興味のある方、一緒に働ける日を楽しみにしています。