前田 真由子
平成30年度採用
健康福祉部 健康推進課 がん対策推進室
平成30年度~令和元年度
松江保健所 健康増進課
令和2年度~令和3年度
益田保健所 医事・難病支援課
令和4年度
健康福祉部 感染症対策室 宿泊療養スタッフ
令和5年度~
健康福祉部 健康推進課 がん対策推進室
学生の頃から地元の島根で保健師がしたいと思っていました。市町村の保健師になろうかと悩みましたが、精神看護の実習での経験から、病気や障がいがあっても住み慣れた場所で過ごすことができる地域づくりをしたいと思いました。これがきっかけで、精神疾患の方や難病の方の支援ができる県の保健師になろうと思いました。
以前、保健所で勤務していたときは、母子保健や難病・結核の患者支援を担当していました。
現在は、県庁で、がんの予防、医療、患者家族支援等、がんに関する業務を幅広く行っています。私の主な担当はがん検診で、市町村のがん検診の体制整備への支援や制度管理、がん検診受診率の向上に向けた取組を行っています。
圏域ごとに医療体制等が異なる中、がんで亡くなる人の減少やがんになっても住みやすい県を目指して、日々奮闘しています。
医療的ケア児が保育園に入るための支援を担当していた際に、保育園での対応マニュアル等を整備した結果、無事入園できることになりました。対象児の母親から「ありがとう」と言っていただけて、とても嬉しかったです。また、支援を通して、医療機関や保育園、市の担当者とつながりができ、気軽に相談できる良い関係になれたときも、喜びを感じました。
様々な関係機関とネットワークを作り、個別支援や事業を検討し、よりよいものになっていくことにやりがいを感じます。特に、県庁では、県全体の資源を活用し、より専門的な知識を持つ方や先進的な取組みをしている機関と一緒に規模の大きな事業を行うことができます。
また、2~3年で異動があり、健康づくり、母子保健、難病支援、感染症対策など、様々な業務を経験できるのも県の保健師の魅力ですね。
島根県の保健師の人材育成は充実しています。1年目は育成トレーナー、3年目までプリセプターがついてくれるので、困ったことは気軽に相談できます。また、新任期の研修では、保健活動の基礎を学ぶだけでなく、市町村・県の同期採用職員とのつながりもできます。さらに、若手の医療系専門職で月1回学びあいの会を開催し、職場をこえて交流・学習する機会があります。
益田保健所に異動した際に、初めて県西部に住みました。県東部と県西部では、言葉も住民性も違うと聞いていたので、最初は不安でしたが、住んでみるととても住みやすく、津和野町や山口県など、県東部からはあまり行くことのない場所にも遊びに行くことができ、楽しかったです。
益田での勤務により、県西部の状況を知ることができたので、現在の県庁での業務にその経験が活きています。