何をする仕事?
01地域の企業への技術的な支援
02企業と共同で行う製品開発や技術開発
03企業の求める人材の育成
研究職というと常に研究をしていると思われがちですが、産業技術センターには「企業の技術支援」と「研究開発支援」の2つの役割があります。私が所属している生産技術科では主に既存産業の技術支援を行っていますが、企業のニーズに応じて技術開発や製品開発支援といった新たに生み出すことにも携わることがあります。産業技術センターには高度な分析機器など様々な機材が揃っており、楽しく仕事ができる職場です。
民間企業の研究員は、その企業の利益となる研究活動で企業へ貢献しますが、公設試験研究機関では、地域の様々な企業からのニーズに対応した技術支援や研究活動を行うことで、広く地域の産業へ貢献することを目指します。
地域の企業の多様なニーズに対応するため、様々な分野の研究員が在籍しており、高度な試験分析機器を多数保有しています。また、大学や高専、総合支援団体などとも連携しながら仕事を進めています。
このような職場環境で、公務員として、研究員として自己研鑽を進めることが出来ます。
産業技術センターには、機械、金属、化学、食品、有機材料、無機材料、電子、情報などの分野に関する研究員が在籍し、「ものづくり企業の技術支援機関」として県内企業が抱える技術的課題の解決や、技術の高度化、新技術・新製品の開発などを支援しています。
企業から寄せられる相談内容は様々で、産業技術センターの高度な検査機器等を開放し研究に役立てていただくケースもあれば、技術相談、依頼試験など研究員が有する知識やスキルで支援するケースなど多岐にわたります。いろいろな企業の方との対話を重ねながら、課題を解決し、研究開発の成果として新しい製品が形作られていく過程に携わることができるのは、この仕事の大きな魅力です。
業務の幅が広く、日々新たな発見があり、地域に貢献している実感や達成感も味わえる面白い仕事です。