何をする仕事?
01健康寿命を伸ばし、健康で生き生き暮らせる地域づくり
02母子保健、難病、精神疾患等、専門相談や療養支援
03災害や感染症などの健康危機管理や体制づくり
保健師はよく“ゆりかごから墓場まで”寄り添うことができる唯一の存在といわれます。様々な関係機関と繋がり、支援や取り組みをコーディネートしていくことにやりがいを感じています。そして、自分が持つ様々なアイデアを仕事に活かしていけるのも、この仕事の面白さです。
自治体で働く「行政保健師」のうち都道府県保健師は、難病、精神疾患等に関する専門相談や療養支援などを、市町村や医療機関等との連携により幅広く行っています。また、島根県では、県民の健康寿命を延ばすために地域の健康課題や疾病対策として様々な事業や施策を作り取り組みます。災害や感染症発生時の対策などの業務も行政ならではです。民間では企業の職員健康管理を行う「産業保健師」や、医療機関で採用され、健診や保健指導に従事する保健師もいます。
島根県独自の「保健師のキャリアパス」によりキャリアデザインを示すとともに、キャリアラダーを明確にしており、これに即した研修を実施しています。新任期には「新任時期の保健師支援プログラム」に基づき、人材育成トレーナーやプリセプター(先輩職員)による丁寧な支援を行っています。
保健師のスキルを高めながら、健康寿命を延ばすための調査、全世代を対象にした健康づくりや疾病予防、重症化予防などの啓発や地域づくりを推進するとともに、難病や精神疾患などの個別の患者さんやご家族の療養支援をする中で、地域の実態や課題に沿った事業や施策を検討し取り組みます。
これらの活動を進めるために、市町村や医療機関、関係団体、多職種と多くの連携やネットワークを拡げることで、県民の力になるとともに、力を引き出して地域づくりに貢献できる専門職です。