働く人の声

トップ > 働く人の声 > 学校事務 > 山本 真美
山本真美

学校に関わるすべての人が、過ごしやすい環境づくりを。

山本 真美

平成28年度採用
松江市立意東小学校
主任主事

島根県松江市出身。生まれてからずっと松江市で育ち、県内の大学を卒業後、学校事務職員として入庁。県内の小中学校で、事務や企画など学校運営がスムーズに行われるよう日々サポートを行っている。時々、実家近くにある海の風景を眺めながら、心身をリフレッシュしている。

仕事の面白さPoint

教育現場で働けることにやりがいを感じます。子どもたちの頑張る姿には元気をもらえますし、島根県の子どもたちが健やかに活動できる学校づくりに自分も関わっていることを誇りに思います。

山本真美さんの仕事内容

入庁後のステップ

STEP 01

平成28年度〜平成30年度
安来市立第一中学校

事務グループの支援が充実しており、学校事務職員として大きく成長できました。中学校なので部活動に関する業務も良い経験に。

STEP 02

令和元年度〜
松江市立意東小学校

初めての一人配置でしたが、周りの教職員の支えもあり、充実した日々を過ごしています。

子どもたちが不自由なく学校生活を送れるようにサポート。

高校時代に運動部のマネージャーをしていて感じた「人が気持ちよく活動できるよう裏で支えるやりがい」と、大学時代に読み聞かせのボランティア活動で感じた「子どもとふれあう楽しさ」、どちらも感じられる仕事を探して出会ったのが、学校事務職員でした。
学校といえば真っ先に思い浮かぶのは先生ですが、改めて自分が学生だった頃を振り返ると、学校にいた「先生以外の大人」が、生徒たちが不自由なく学校生活を送れるようサポートしてくれていたことに気が付きました。学校は色んな職種の人が協力し合い、運営されています。これからは自分が、「子どもたちが何一つ不安なく過ごせる学校」をつくる一員になりたいと思ったのが、この仕事を選んだきっかけです。

自分のアイデアを求められる業務もしばしば。

業務内容は、総務、人事、経理、福利厚生、学籍などに関する事務のほか、学校の課題に対して対策を話し合う企画会など、学校運営への参画も求められます。事務に関しては、学校予算や備品の管理、必要な物品の購入、教職員の給与や福利厚生に関する事務、転出入などの学籍事務、文書管理、電話・来客対応など、本当に多くの分野の仕事を任されています。事務は「目の前の仕事をこなしていく」というイメージがあるかもしれませんが、財務など専門分野に関することではアイデアを求められることもたくさんあり、研修等で得た知識を活かし提案しています。それぞれの業務内容に合ったやり方が必要になるため、臨機応変に対応できる力が必要になってきます。

行政職員の立場だからこそできる見直しや新たな企画も。

校内唯一の行政職員ならではの視点で学校を見つめ、子どもたちのより良い教育環境の整備、保護者の経済的負担軽減、教職員の業務改善など、自分の仕事の先にいる「人」のことを考えながら日々仕事をしています。例えば、毎年保護者の方に代金を負担してもらう教材がありましたが、学校の予算を見直したことで、その教材を学校側で購入し、保護者負担を無くすことができました。小さなことかもしれませんが、お役に立つことができたのかなと嬉しく思いました。
世の中の状況を見ても、経済的支援を必要としている子どもたちが増えていますし、一人でも多くの方の助けとなれるよう、できることから取り組んでいきたいと思っています。

教職員の業務効率向上に向けたツールも導入していきたい。

今後の目標は、子ども、教職員、保護者、地域の方々、学校に関わるすべての人から信頼してもらえる事務職員になることです。子どもたちに向けた環境づくりはもちろんのこと、教職員の労働環境も整え、できるだけストレスなく気持ち良く仕事をしてもらえるよう、努めていきたいと思います。
日々ICT化が進む世の中ですので、現在紙媒体のものを電子化するなど、県内や全国の他の学校も参考にしながら、業務効率を向上できるツールはどんどん取り入れていきたいです。また、学校の中でも特にたくさんの個人情報を取り扱うため、情報セキュリティについても他の教職員以上に心得ておく必要があります。

求職者の方へメッセージ

学校事務は子どもたちの成長をそばで見守り、支えることのできる本当に素敵な仕事です。業務が多岐にわたる分、いろいろな知識・経験や様々な人との関わりを持つことができ、人間として大きく成長できます。
同じ職種の人が職場に何人もいる教員と違い、事務職員は各校に1人配属というケースが多いため不安を感じるかもしれませんが、支援体制が整っており、分からないことがあってもすぐに相談できるので安心してください。島根の子どもたちが笑顔で過ごせる学校を一緒に作っていきましょう。

※2022年10月取材、撮影時のみマスクをはずしています。
※所属・役職等は取材当時のものです。