令和2年度採用
健康福祉部 県央保健所 環境保全課
主任技師
令和2年度~令和4年度
防災部 原子力環境センター 測定分析課
令和5年度~
健康福祉部 県央保健所 環境衛生部 環境保全課
小学校~大学までを地元で過ごした私は、就職を考えた際に「何か地元に恩返しができる仕事をしたい」と漠然と思っていました。そんな時、大学の友人から県の化学職採用の存在を教えてもらい、「県職員=行政職」のイメージしかなかった私は衝撃を受けました。化学職は、生まれ育った島根の豊かな自然環境をいろいろな角度から守る役割を担っており、地元への恩返しにピッタリな仕事でした。また、自分が大学で学んだ理工学の知識も活かすことができると考え、県職員(化学職)の道を志しました。
保健所では、環境保全に関わる手続き業務や立入検査、河川・海水浴場の採水等を行っています。
手続き業務では、環境に関する法令の対象となる事業の許可申請や、施設の届出を受付・審査します。たとえば、廃棄物処理業の許可申請、工場や旅館等の排水を規制する法律に基づいた排水設備の届出などです。事業者の皆様には事業の開始・ 変更の際に届出等を行っていただき、自然環境への影響などを確認しています。法令に則り書類の審査を行う仕事でありながら、理系の知識も必要な仕事です。
立入検査では、工場などの事業場が法令基準に適合した運営を行っているか、申請や届出の設備・構造と相違ないかなどの確認を行います。事業者を裏から見る社会科見学のようなお仕事で、法令違反している場合は改善の指導を行います。
河川・海水浴場の採水では、県が定めた年間計画に基づき採水を行い、河川等の状況を監視しています。
このような仕事を通じて、島根の豊かな自然環境の保全を行っています。
化学職の仕事は、研究機関での調査研究、保健所や県庁での仕事、浄水場での検査業務など、多岐にわたるため、2~3年ごとの異動で業務の内容が大きく変わります。
慣れないうちは苦労することもありますが、幅広い知識や経験を積むことができるため、多角的な視点から物事を判断できるようになったと思います。自分がいた職場を他部署から見てみることで、当時は気づかなかったことに気づくこともあり、とても面白いです。
私自身、原子力環境センターで放射線の測定業務を経験したのち、現所属の保健所で許可申請の手続き業務をしており、仕事内容や現場の幅が広い化学職の面白さを実感しています。
化学職の仕事は、幅が広いだけでなく、それぞれの仕事に深い専門知識が求められます。
化学職の採用試験を受験するときに特別な資格は必要ありませんが、業務の内容はまさに専門職といったことが多いです。
このような言い方だと、化学職として働くことは大変かと思われるかもしれませんが、心配ありません。仕事でぶつかる壁を乗り越えるため、自分で勉強したり先輩職員や同僚と話し合ったりしながら切磋琢磨していくうちに、自然とプロフェッショナルに近づいていく自分に出会えます。
化学職は、資格なき専門職として、日々成長しながら環境行政に携わるカッコイイ仕事です。
県の職員には異動がつきものですが、おかげで、自分の知らない「島根」に出会うことができてとても楽しいです。
保健所では立入検査や現場確認等の外出をする機会が多くあります。そのような際には周りの景色に目を向けたり、昼食を地元のお店で食べたりして、今自分が勤務している土地を味わうように心がけています。
島根県は広く、異動がなければ訪れない土地もあると思います。そう思うと、異動は島根を味わい尽くす良いチャンスだと前向きになれます。
また、自然や地元の食事を堪能することで、環境保全業務に対して意欲や実感がわいてくるため、仕事のモチベーション維持にも役立っています。
写真は、大田市の名産である「大あなご」です。